顧客の社名が変わったら?旧名で探せる取引履歴の残し方

CRM・顧客理解 · 実務ガイド
同一会社と確認した変更は会社IDを維持し、現行名・旧名・変更日・確認資料を別欄へ残します。 日本語で営業情報を管理する、数人から100人程度の会社の経営者と営業責任者を対象にします。
青葉商会の小林は森製作が10月1日から森技研へ社名変更した通知を受けました。顧客G06には旧名で受注D08と保守履歴が残っています。 以下の会社・担当・記録・数値はすべて架空の教材です。

この記事でできるようになること
- 顧客社名変更の反映票
- 同じ会社記録を継続と10月1日から使用を分けた記録
- 例外と次の確認担当を残す記入票
01 / CRM・顧客理解
社名変更で新しい会社を作る?
同一会社と確認した変更は会社IDを維持し、現行名・旧名・変更日・確認資料を別欄へ残します。

青葉商会の小林は森製作が10月1日から森技研へ社名変更した通知を受けました。顧客G06には旧名で受注D08と保守履歴が残っています。
新名で別の会社を作ると履歴が切れ、旧名を消すと以前の見積番号から会社を探せなくなります。
同一会社と確認した変更は会社IDを維持し、現行名・旧名・変更日・確認資料を別欄へ残します。 参照資料「HubSpot: Default company properties」で確認した範囲は、会社名・所在地・会社担当・親会社・関連商談・従業員数という属性の区別。 この節の会社・担当・社内基準は架空の教材です。
通知から同じ取引主体か確認します。
この章の根拠:出典1
02 / CRM・顧客理解
現行名・旧名・書類名をどう分ける?
会社ID G06は同じ会社記録を継続、現行表示名は10月1日から使用、旧名・履歴D08は検索用旧名と当時名を保つとして記録します。

「会社ID G06」の入力は、森製作から森技研へ変更です。ここでは名称変更通知を確認資料にします。記録の判断欄には「同じ会社記録を継続」と残します。
「現行表示名」の入力は、森技研です。ここでは新しい提案資料の名義を照合します。記録の判断欄には「10月1日から使用」と残します。
「旧名・履歴D08」の入力は、森製作の見積Q08です。ここでは過去の書類表記を勝手に書き替えません。記録の判断欄には「検索用旧名と当時名を保つ」と残します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 対象 | 入力記録 | 判断 | 理由・次の確認 |
|---|---|---|---|
| 会社ID G06 | 森製作から森技研へ変更 | 同じ会社記録を継続 | 名称変更通知を確認資料にします |
| 現行表示名 | 森技研 | 10月1日から使用 | 新しい提案資料の名義を照合します |
| 旧名・履歴D08 | 森製作の見積Q08 | 検索用旧名と当時名を保つ | 過去の書類表記を勝手に書き替えません |
現行名と旧名と書類名を分けます。
03 / CRM・顧客理解
旧名を残す目的は何?
旧名を検索用に残すと以前の担当者の記憶から探せますが、現行名のように表示し続ける必要はありません。

小林は名称だけを見ず、通知と既存の取引情報が同一の相手を示すかを確かめます。表示を更新する欄と当時の書類を残す欄を分け、変更の根拠をG06に添えます。
旧名を検索用に残すと以前の担当者の記憶から探せますが、現行名のように表示し続ける必要はありません。会社の表示名、旧称一覧、書類に記された当時名には異なる役割があります。
旧名は検索の手掛かり、現行名は現在の表示、書類名は当時の証跡です。10月1日の名称変更後も9月の見積名義を書き換えなければ、過去の相談と当時の資料を照合できます。
旧名と現行名でG06を検索します。
04 / CRM・顧客理解
合併の通知が含まれるときは?
合併で取引主体そのものが変わる通知なら単なる改名として処理しません。

合併で取引主体そのものが変わる通知なら単なる改名として処理しません。G06を保ったまま新しい主体の確認を田中へ回し、移行先が決まるまで取引履歴を自動で移しません。
本稿は名称の履歴を管理する作業例です。法人の継承関係、契約の移転、請求先の変更は名称の一致だけでは判断せず、社内の確認先へ照会します。
田中は通知の内容から取引主体の変更が含まれるかを確認します。同じ主体と確認できるまでは履歴移行を止め、現在の進行資料にどの名義を使うかは契約事務の担当へ確認する社内タスクを残します。
合併の確認を田中へ渡します。
05 / CRM・顧客理解
新旧検索と進行資料を照合するには?
高橋は旧名と現行名の両方でG06にたどり着けるか試します。

小林が旧名と変更日を追記し、佐藤は進行中D08の次回資料にどの名義を使うか確認します。田中は旧名検索と新名検索で同じG06へ到達するかを点検します。
森製作で検索してG06が見つかり、現行表示が森技研になることを確認します。昨年の受注資料では当時名が読め、改名後の資料と取り違えないように注記を付けます。
高橋は旧名と現行名の両方でG06にたどり着けるか試します。名称変更日を誤入力したら、通知日と適用日を照合して訂正します。旧名で検索できない問題を別会社の複製で直さないことも点検します。
高橋が適用日と過去見積を照合します。
06 / CRM・顧客理解
顧客社名変更の反映票で次の確認を決める
まずG06の記録を保持し、通知から現行名と適用日を確認します。

まずG06の記録を保持し、通知から現行名と適用日を確認します。旧名と書類名を残す欄を決めてから表示を更新します。
検索用の旧名が現在の正式名に見えないことを確認します。過去資料の名義は当時のものとして保存し、現行名の欄と区別します。
小林は検索試験を行い、田中は改名か主体変更かの確認結果を残します。判断できない履歴移行は確認待ちとし、名称更新だけを完了にします。
名称変更の根拠と確認日を残します。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。


