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業務フローの作り方|見積の返事が遅いとき、改善する場所をどう選ぶ?

担当者が机で仕事の流れを整理するイメージ。見出しは「業務フローの作り方」。

業務改善・システム設計

業務フローの作り方|見積の返事が遅いとき、改善する場所をどう選ぶ?

見積の返事が止まる場所を1件の記録から探し、現場への質問と受け渡しの改善案を選びます。

見積の返事が遅く、営業に「どこまで進んだ?」と聞いても、現場への確認や資料探しが続いている。そんな会社で手順を変えたい経営者・業務責任者に向けた記事です。最初に確かめたいのは、誰が遅いかではなく、依頼がどの担当へ渡り、その人が何を待っていたかです。

業務フローは、仕事の始まりから終わりまでを、担当と受け渡す資料を添えて描いた道順です。この記事では、架空の見積依頼を受付から返答まで追い、図に何を書くか、同じ依頼の資料をどうたどるか、作業に入るまでの待ちをどう調べるかを示します。時刻の記録と現場への質問を合わせて、変更を試す場所を選ぶ考え方を説明します。

DREEXY 編集部 · 公開/2026年10月9日 · AI支援で制作

営業:見積依頼を受ける(商品A10個・希望出荷日)。現場・営業・責任者:条件と見積を確認(材料・製作予定・見積案)。営業:見積を返す(責任者が確認した内容)
説明用の架空例

01 / 範囲

見積の返事が遅いとき、どの1件をどこまで描く?

まず、調べる依頼の始まりと終わりを決めます。営業と現場へ同じ仕事について質問できるよう、今回の図に含める作業をそろえましょう。

「見積業務全体」ではなく、「依頼を受けて、確認済みの見積を返す1件」を選びます。

Q017 の業務フローの範囲を、営業の依頼受付から条件と見積の確認を経て顧客への返答までと示した図
架空例/受注・出荷・請求は今回の図に含めない 図を保存 ↓

今回描くのは、顧客の見積依頼を受け、社内で確かめた見積を営業が返すまでです。受注の確定・出荷・請求を混ぜないと、どこを調べる話かが明確になります。

Q017では、現場が10個分の材料を用意できるか、製作の着手予定から希望出荷日に間に合うかを確認します。その回答で営業が見積案を作り、責任者の確認後に返答します。

自社では最近終わった1件のメール・受付表・見積案を、許可された範囲で参照します。関わった人に実際の順番を聞き、口頭の依頼や戻った作業も残します。

急ぎや値引きがある依頼の道順は後で足します。最初の1件が全件を代表するとは限りません。図に対象の依頼番号と日付を添えてください。

担当者に頼むこと最近終わった依頼を1件選び、「何を受けてから、何を返すまでか」を担当者と決めましょう。

02 / 道順

担当者に見せる図には、何を書けばよい?

描く範囲が決まったら、担当者に「この資料を受け取り、この順で進めていますか」と聞ける図にします。作業の名前と受け渡し、修正の戻り先を見ていきます。

箱には動作を書き、担当と受け渡す資料を添えます。次の人が何を受け取れば進めるかが見える図にします。

架空のQ017の3担当レーン。営業が受付、現場担当が材料と製作予定を確認、営業が条件付き見積案を作り、責任者が内容確認、営業が確認済みの見積を返答する流れ。修正は営業の見積作成へ戻る。
架空例/責任者が修正を求めた場合は、営業の見積作成へ戻る 図を保存 ↓

箱に動作、レーンに担当、矢印に渡す資料を書きます。「確認」だけではなく、「現場が材料と製作予定を確認する」とすると、受け渡しが具体的になります。

架空の現場回答は「予定どおりの材料入荷を前提に、10個を10月20日出荷の条件で見積可」です。営業は、その前提を見積案へ残します。確定した出荷の約束ではありません。

4段階の最後に、責任者の内容確認と営業の返答を置きます。直す点があれば営業の見積作成へ戻し、確認が終わるまで返答に進めません。

現在の図と変更後の案は分けます。現状を確かめる前に自動作成や自動承認へ置き換えず、必要な判断と戻り先を残してください。

段階・担当受け取る資料次に渡すもの
1. 受付/営業商品A10個・10月20日出荷の依頼Q017受付表と元メールの場所
2. 条件確認/現場依頼・材料の準備状況・製作予定予定どおりの材料入荷を前提とする見積可の回答
3. 見積作成/営業現場回答・社内の価格ルール材料入荷の前提を残した見積案
4. 内容確認・返答/責任者と営業依頼・回答・見積案修正なら営業へ戻す。確認後に営業が返答

担当者に頼むこと現場担当と責任者に、図の「担当・受け取る資料・戻す先」が実際の仕事と合うか聞きましょう。

03 / データ

元メール・現場回答・最新の見積案を、どうたどる?

図の内容を確かめるには、同じ依頼の元資料が必要です。次の担当者が別の依頼や古い見積案を見ないよう、資料の場所と確認状態をつなぎます。

メール、受付表、確認結果、見積案が同じ依頼に属するとわかるようにします。

Q017の受付表の1行から、元メール、材料入荷を前提とする現場回答、修正版で確認待ちの見積案へたどる関係図。作業順ではなく同じ依頼の資料対応を示す。
架空の途中状態/修正版は確認待ち。資料の対応図であり、作業順ではない 図を保存 ↓

ここでいうデータは、依頼番号・担当・希望内容・回答など、仕事を進める情報です。メールや紙でも、同じ1件の資料としてたどれるようにします。

Q017の受付表から、元メール・現場回答・見積案の場所へたどれる形にします。これは資料の対応図で、作業の順番ではありません。資料を全員へ複製する必要もありません。

下図は、営業が見積案を直し、責任者の再確認を待つ途中の例です。古い案が確認済みでも修正版まで確認済みとは扱いません。版と状態を分け、閲覧・編集できる相手も決めます。

番号がない資料や別の依頼が混ざった資料は、推測でつなげず営業に確認します。記録を補う担当と場所を決め、次の人が必要な資料へ戻れるようにしてください。

担当者に頼むこと受付表の1行から元メール・現場回答・最新の見積案へたどれるか、次の担当者に試してもらいましょう。

04 / 時間

返答まで120分。作業と待ちをどう分けて調べる?

担当と資料の受け渡しを押さえたら、どこで返事を待ったかを時刻から探します。この章では、現場に理由を聞く区間を見つけるため、依頼・着手・回答を分けます。

依頼・着手・終了の時刻を分けます。「返答まで120分」と「120分作業した」は別です。

架空の Q017 の時間区間の図。9時10分から11時までの着手待ちは110分、11時から11時10分までの確認開始から回答は10分。中断は別記録とし、個社の実測を示さない
架空時刻/同じ尺度11対1。110分は非稼働を意味せず、10分も純作業時間ではない 図を保存 ↓

Q017の架空記録は、営業が9:10に依頼、現場が11:00に確認開始、11:10に回答です。着手まで110分、確認開始から回答まで10分。合わせて120分ですが、120分働いたという意味ではありません。

110分の間に現場が何もしていなかったとは言えません。別の仕事、依頼の見落とし、資料不足など、理由は記録と本人の説明で確かめます。

10分も純粋な作業時間ではありません。中断があれば分けて測ります。仕事全体の経過時間と、担当者全員の作業時間合計は別で、同時作業や休日も区別します。

自社では依頼番号・作業名・担当と、依頼・着手・終了の時刻を残します。記録がなければ未測定と書き、通常の依頼と例外をいくつか確かめます。

この時刻は説明用

Q017の架空の経過区間です。自社の実測・平均値・削減前後の比較ではありません。

営業には、いつ依頼し、どの資料を渡したかを聞きます。現場には、いつ依頼に気づき、着手前に足りなかった資料や、ほかの仕事との順番があったかを聞きます。時刻と両者の説明を並べ、待った理由を確かめてから変更案を考えます。

担当者に頼むこと1件の依頼時刻・着手時刻・終了時刻を並べ、待ちが長い区間の理由を現場に聞いてください。

05 / 改善

待った理由を確かめた後、どの受け渡しを変えて試す?

待った場所が見えても、変える方法はまだ決まっていません。理由を当事者に聞き、担当・資料・状態の伝え方を変える案と、試すときの記録を決めます。

待ちが長いという記録だけで、自動化は決めません。現場に原因を聞き、1箇所の変更を試します。

確認依頼メールを探す現在の方法と、共有受付表の同じQ017を使う変更案の比較。営業が依頼時に確認担当と資料リンクを記録し、現場が着手時と回答時に状態を更新する。時短の実績ではなく、見積内容の責任者確認は続ける。
変更前と変更案の比較/時短の実績ではない。見積の内容確認は続ける 図を保存 ↓

Q017では、着手までの110分を先に調べます。依頼に気づいた時刻、資料不足、他の仕事との順番を聞きます。待ちが長いという理由だけで自動化を決めません。

今回の変更案は、共有受付表に確認担当・資料の場所・状態を残すことです。メールだけでは誰のところで止まっているか探しにくい、という問題への案で、時短の実績ではありません。

営業が依頼時に記入し、現場が着手時と回答時に状態を更新します。確認する時刻と、不在時に引き継ぐ相手も決めます。欄を増やしても更新しなければ状況とずれます。

同じ種類の依頼で、記入の手間・探し直し・待ち・回答の抜けを比べます。表が使えないときは従来の方法で続け、その1件の担当を連絡して記録します。責任者の見積確認は残します。

担当者に頼むこと変更する受け渡しを1箇所選び、誰がいつ更新するかと、使えないときの戻し方を決めましょう。

06 / 次の1歩

まとめ:図とメモを使い、現場への質問と変更候補を決める

自社で何を確かめ、誰に頼むかを残す段階です。ここまでの図・資料・時刻を整理メモへ移し、変更候補を相談するための質問をまとめます。

業務フローは、担当・資料・作業・待ちを1件の道順に添えて作ります。図を現場に確かめてもらい、変える場所を1つ選びましょう。

業務フロー作成の全体関係。Q017の道順に担当・資料・時刻を添え、現場に道順と待ちの理由を確認する。1箇所の変更を試し、結果を残して見直す。
1件の図は調査の出発点/通常の依頼と例外も確かめ、変更後の結果を記録する 図を保存 ↓

見積の返事を調べるには、受付から返答までの作業を、担当と受け渡す資料付きで描きます。架空のQ017では、現場の材料・製作予定の確認、営業の見積作成、責任者の確認後の返答をつなぎました。図に戻り先と資料の場所を残すと、実際の手順を担当者へ確かめる材料になります。

自社では最近の依頼1件を選び、依頼・着手・回答の時刻を並べてください。営業と現場へ、依頼に気づいた時刻、足りなかった資料、ほかの仕事との順番を聞きます。その答えをもとに受け渡しの変更候補を1箇所選び、誰がいつ記録するか、何を比べるかを7欄メモへ書きます。記録がない箇所は未測定のまま、確認する担当を残しましょう。

共有受付表に担当・資料・状態を残すのは、この記事で示した変更案です。自社で試す前に、現場がその記入と確認を続けられるかを相談してください。見積の内容確認と使えないときの戻し方を残し、同じ種類の依頼で記入の手間・探し直し・待ち・回答の抜けを記録して、続けるか見直すかを考えます。

担当者に頼むこと現場へ「この資料を受け取り、この順に進めていますか」と図を見せ、1箇所の変更案を整理メモに残しましょう。

現場と確かめる、仕事の流れ整理メモ

架空の Q017 の記入例です。自社の1件へ置き換え、営業・現場・責任者と道順や資料を確かめるときに使います。

記入例は架空です。氏名・顧客名・機密本文は不要です。編集内容はこのページ内で扱い、サーバーへ送信しません。

最近終わった1件を選び、今回の図の範囲を書きます。
各段階に、誰が何をするかを書きます。戻る道順も残します。
受け取る資料と渡す資料を区別し、探せる場所を添えます。
依頼・着手・終了を分けます。記録のない時間は未測定にします。
時刻だけから原因を決めず、誰に何を聞くかを書きます。
新しい作業の担当と、続ける確認を含めます。
何を比べるか、誰が戻すか、どこへ記録するかを書きます。

現状の道順と変更案を現場へ渡す整理メモです。入力内容の正しさや、変更の効果・実施承認を判定するものではありません。

根拠と、参考資料

  • IPA:超上流から攻める IT 化の事例集・システム化の方向性と計画 (確認 2026-10-08)業務流れ図に担当部署・担当者、手作業やコンピュータ作業、処理手順を示し、個別業務の入力・処理・出力を整理する考え方。過去の事例集。本文の Q017 は独自の架空例であり、原典の企業事例や実績ではない。
  • Microsoft:Prepare processes and data (確認 2026-10-08)1件を識別する番号、作業名、開始・終了時刻、担当などの記録を区別する考え方。Power Automate の分析に必要なデータの説明。本文の手作業メモに製品導入を要求する根拠ではない。
  • Microsoft:Visualize processes (確認 2026-10-08)仕事の始まりから終わりまでの経過時間とアプリ上の活動時間を区別し、少数の記録ではすべての道順を把握できないという条件。製品の分析指標の説明。本文の待ち時間の原因、作業時間、改善結果を実証するものではない。

「現場と確かめる、仕事の流れ整理メモ」をもとに、待った区間の原因、担当間で渡す資料で決まらない点を教えてください。自社で進める範囲を整理して相談できます。

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