販売先と使用先が違う取引は?取扱店と利用企業の関係表

CRM・顧客理解 · 実務ガイド
商談に販売先、使用先、技術窓口の関係を付け、売上の計上先と利用条件の記録先を区別します。 日本語で営業情報を管理する、数人から100人程度の会社の経営者と営業責任者を対象にします。
青葉商会の佐藤は販売店の橋商事へ機器を卸し、実際には森製作の工場で使われる商談D09を進めています。問い合わせの技術質問は森製作から来ます。 以下の会社・担当・記録・数値はすべて架空の教材です。

この記事でできるようになること
- 代理店商談の販売先・使用先表
- 販売先と使用先を分けた記録
- 例外と次の確認担当を残す記入票
01 / CRM・顧客理解
売上の相手と使う相手が違うときは?
商談に販売先、使用先、技術窓口の関係を付け、売上の計上先と利用条件の記録先を区別します。

青葉商会の佐藤は販売店の橋商事へ機器を卸し、実際には森製作の工場で使われる商談D09を進めています。問い合わせの技術質問は森製作から来ます。
使用先へ売上を付けると橋商事の購買実績が落ち、橋商事だけへ質問を残すと現場条件を探しにくくなります。
商談に販売先、使用先、技術窓口の関係を付け、売上の計上先と利用条件の記録先を区別します。 参照資料「HubSpot: Associate records」で確認した範囲は、会社・人物・商談を別記録として関連付ける概念。 この節の会社・担当・社内基準は架空の教材です。
D09の販売先と使用先を確認します。
この章の根拠:出典1
02 / CRM・顧客理解
三つの関係をどう記録する?
橋商事G07は販売先、森製作G08は使用先、商談D09は二社との関係を持つとして記録します。

「橋商事G07」の入力は、注文と代金の窓口です。ここでは売上90万円は橋商事の取引に計上します。記録の判断欄には「販売先」と残します。
「森製作G08」の入力は、工場で機器を使用です。ここでは設備の電源条件を残します。記録の判断欄には「使用先」と残します。
「商談D09」の入力は、橋商事経由の販売です。ここでは技術質問は発言元も記します。記録の判断欄には「二社との関係を持つ」と残します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 対象 | 入力記録 | 判断 | 理由・次の確認 |
|---|---|---|---|
| 橋商事G07 | 注文と代金の窓口 | 販売先 | 売上90万円は橋商事の取引に計上します |
| 森製作G08 | 工場で機器を使用 | 使用先 | 設備の電源条件を残します |
| 商談D09 | 橋商事経由の販売 | 二社との関係を持つ | 技術質問は発言元も記します |
橋商事と森製作の役割を記します。
03 / CRM・顧客理解
二つの90万円は足してよい?
販売先別集計の90万円と使用先別の90万円は同じ取引を違う角度で見る値です。

佐藤はD09の会社関係を一つへ押し込みません。商談の主な販売先を橋商事とし、森製作を使用先に結び付け、現場から得た条件は森製作の窓口との活動記録に残します。
販売先別集計の90万円と使用先別の90万円は同じ取引を違う角度で見る値です。二つを足した180万円を売上にはしません。資料に集計の視点を明記します。
販売先別と使用先別の表は同じD09を異なる関係で抽出します。売上台帳へ追加する明細は一行で、使用先へ結び付ける操作は二件目の売上を作る操作ではありません。
二つの90万円が同じ受注か照合します。
04 / CRM・顧客理解
使用先が開示されない商談は?
販売店が使用先の名称を開示しない場合は、使用先を推測して登録しません。

販売店が使用先の名称を開示しない場合は、使用先を推測して登録しません。必要な条件を販売店経由で確認し、未確認の使用先欄と確認経路を残します。
使用先の情報が分かることは直接販売や情報共有の承認を意味しません。代理店との取引条件を確認した範囲で営業記録を利用します。
使用先が非開示なら佐藤は橋商事へ確認すべき設備条件だけを一覧にします。回答元は橋商事経由と記録し、森製作の直接回答として残しません。使用先の名称が分かった時点で関係を追加します。
非開示の使用先は販売店経由で確認します。
05 / CRM・顧客理解
質問の経路と集計を確認するには?
田中は二つの視点の表にD09が一回ずつ出ることと、全売上の明細では一回だけであることを確認します。

佐藤が橋商事へ質問の取りまとめ方法を確認し、D09の関連表を田中に渡します。直接対応が決まっていない間は森製作へ新しい営業連絡を始めません。
橋商事の一覧からD09の販売額、森製作の一覧からD09の使用条件を確認します。二社の関係を追加しても販売額の件数が増えないかを集計で点検します。
田中は二つの視点の表にD09が一回ずつ出ることと、全売上の明細では一回だけであることを確認します。販売先を誤記した場合は受注資料を根拠に訂正し、現場活動の回答元の履歴は維持します。
田中が売上明細の一回計上を検算します。
06 / CRM・顧客理解
代理店商談の販売先・使用先表で次の確認を決める
一つの受注を販売先、納入先、使用先の関係へ分けて記録します。

一つの受注を販売先、納入先、使用先の関係へ分けて記録します。商談の条件を誰から確認したかは活動側にも残します。
90万円を集計する表の見出しへ視点を添えます。異なる視点の合計をさらに足さず、売上台帳のD09一件へ戻して照合します。
佐藤は質問の経路を確認し、田中は集計を検算します。使用先が未確認でも販売先の受注資料が確定していれば、その範囲の記録を進めます。
質問の経路と集計視点を残します。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。


