取引先データに不足があったら?相手が直せる差戻し票の書き方

DX・業務改善 · 実務ガイド
取引先データに不足があったら?相手が直せる差戻し票の書き方
取引先へCSV(表の行と列を文字で保存する形式)が不正と返しても、何を直せばよいか伝わらない。受付責任者はファイル版、対象明細、不足欄、期待する形を示した差戻し票を作ります。
架空の受注CSV F101 V01は40明細のうち5明細の商品番号が空欄です。元の値を残し、送付元が修正したV02を同じ受領分へ対応させて確認します。

この記事でできるようになること
- 資料・明細・不足欄・期待形式の差戻し票
- 保留対象と送付元への具体的な確認事項
- 修正版の関係と再受領の照合記録
02 / DX・業務改善
空欄へ何を入れるか、どう伝える?
例の値を正解とせず、相手が確認する条件を説明します。

架空の仕様では商品番号は商品台帳にある5文字の識別子です。例として00128を示せますが、L01の商品が00128だと自社が推測して埋める資料ではありません。
差戻し票には実際の受領値が空欄、期待する条件が対象商品の正式な番号と記します。注文の原資料から送付元が確認するよう求め、単に何か5文字を入れればよいとは伝えません。
番号が未確定なら、未確定の状態を示す合意した方法と再確認期限が必要です。空欄を仮の番号で補って受付済みへ進める運用は、この教材の採用条件にはしません。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 対象 | 実際の値 | 求める確認 |
|---|---|---|
| F101 V01 / L01 | 商品番号空欄 | 原注文の商品を台帳と照合し正式番号を返す |
| F101 V01 / L02〜L05 | 商品番号空欄 | 各明細の正式番号を確認する |
| 形式の例 | 00128 | 5文字の表記例。対象商品の正解ではない |
受領値と期待条件を分け、送付元が原資料で確認する内容を記してください。
03 / DX・業務改善
5明細だけ止めればよい?
不足の範囲と、業務として確定できる単位を確認します。

40明細のうち5明細が不足、残り35明細には番号が記載されています。ただし35明細を自動で採用してよいとは限りません。注文全体をそろえて確認する必要があるかを受付責任者が決めます。
同じ注文に不足明細と通常明細がある場合、部分受付できる機能と業務条件を確認します。保留の5明細だけを記録から消すと、注文が全部届いたように見えてしまいます。
差戻し中は、受付保留の対象注文、処理できる明細、止まる配送や集計を示します。資料全体の再送を依頼するか、不足分の補足だけで受けられるかも送付元と合意します。
不足明細の数と、注文単位の保留/部分受付の条件を責任者へ確認してください。
05 / DX・業務改善
修正版を受け取れば、解決?
旧新の関係と、修正した箇所以外の対応も照合します。

F101 V02が届いたら、V01の差替えであり追加注文ではないと確認します。全40明細か不足5明細だけかを確かめ、合意していない形式で登録しません。
L01〜L05の商品番号が入ったことを確認し、注文番号、数量、他の35明細が意図せず変わっていないかも照合します。ファイル数や明細数が同じだけでは修正範囲の一致を示せません。
取込済みの明細がある場合は、採用する版と更新対象を特定します。差戻し票へ修正確認日時、確認者、未解決を残し、返事が来たことと業務が再開できることを分けます。
修正箇所と他の明細を照合し、採用版と再開対象を差戻し票へ残してください。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。





