成長戦略

新規サービスの相談は何件受けられる?対応時間と受付の約束を決める

小さなPC設定サービスの事務所で、一人が相談電話を受け、もう一人がパソコンを確認する架空の成人二人

少人数で始めるサービスの相談窓口をつくる方へ

受けられる相談量は「用件ごとの件数×1件に使う時間」を足し、人が確保できる対応枠と比べて考えます。時間が足りても、当日の集中や担当者の専門性によっては回答が遅れます。受付する内容と、顧客に伝える連絡の約束も別に決めましょう。

新しく始めた訪問PC設定サービスに、「プリンターのつなぎ方」「訪問日時の変更」「電源が入らない」という相談が続きます。訪問担当が移動中なら、どれも同じ時間には答えられません。「いつでも相談できます」と案内する前に、どの用件を誰が受け、どこまで答えるかを確認する必要があります。

  • 件数だけでなく、調べる・記録する・引き継ぐ時間を含めます。
  • 人の勤務時間全体ではなく、相談に確保できる時間を使います。
  • 受付、最初の連絡、解決までの時間を分けて伝えます。

以下は、成人2人で始める訪問PC設定サービスの独自の架空例です。会社・顧客・採算・対応実績を示すものではありません。7枚の写真もAIで制作した説明用の架空場面です。

小さなPC設定サービスの事務所で、一人が相談電話を受け、もう一人がパソコンを確認する架空の成人二人
訪問作業と電話相談を同じ少人数で担う場面です。どちらの仕事にも使う時間を、重ねて数えないようにします。

どんな問い合わせを同じ窓口で受ける?

操作案内、日程変更、故障の振り分けを分けます。問い合わせとは、顧客から届く相談や依頼です。受付はその内容を把握すること、解決は実際に困りごとを解消することです。受け付けた時点で解決を保証したことにはしません。

相談受付の担当者が、電話とパソコンのそばで色の違う三つの書類を仕分ける架空場面
同じ窓口に届いても、案内・予定変更・専門確認では次の担当が変わります。写真の色分けは説明用です。

この例の操作案内は、提供した設定の範囲で使い方を説明する相談です。日程変更は訪問枠の確認と調整です。故障の振り分けは症状を聞き、対応範囲か、メーカーや修理の専門先へ案内するかを確認する仕事です。故障3件は「自社で3件修理する」という意味ではありません。

記録では、同じ相談の追加連絡を元の1件にまとめるか、1回ずつ数えるかを先にそろえます。この記事では、1件を一つの用件として、必要な追加連絡時間をその1件に含めます。用件が変わったら別の1件です。

まずすること:直近の問い合わせを、内容そのものを複製せず用件名で分類します。まだ実績がなければ「見込み」と記し、契約内・追加見積り・提供外の区別を付けてください。

1件に何分かかると見積もる?

電話で話す時間だけでなく、確認・追加連絡・記録の時間を数えます。待っている間ずっと作業していなければ、その待ち時間は対応工数とは別です。一方、顧客が解決を待つ時間には影響します。

PC設定担当者が相談を終え、机の時計とパソコンのそばで対応時間をノートへ記録する架空場面
測るのは担当者が実際に使った時間です。顧客が待った期間は別に記録し、両方を確認します。

架空の通常週は、操作案内12件×15分=180分、日程変更4件×10分=40分、故障の振り分け3件×30分=90分です。用件別の合計は310分になります。さらに、ここに含めていない窓口全体の引き継ぎ・記録整理50分を加え、必要時間を360分とします。

50分に何を含むかを明記してください。個々の案件の記録時間をすでに1件の時間へ入れた場合、同じ作業をこの共通時間へ再び足しません。作業量を見込むために件数と1件時間を結ぶ考え方は、作業時間予算の基本にもあります。この記事の相談分類と数字は独自の教材です。

最初から平均値だけに頼らず、短く終わった相談、長引いた相談、担当交代があった相談を比べます。「15分」はこの例の仮定で、標準時間や業界相場ではありません。実測がなければ未確認のまま試し、通常の人員で測り直します。

まずすること:1件の開始・終了と、調査に使った時間を匿名の用件区分で残してください。パスワード、顧客名、画面の個人情報を時間測定表へ写す必要はありません。

週の対応枠から何件まで考えられる?

この通常週の見込みは19件で360分です。確保した420分から予備60分を引くと、計画に使える時間も360分になります。余力は0分です。件数が一つ増えれば、用件によって必要時間が違うため「あと何件」と一律には言えません。

二人の担当者が訪問用の道具袋とヘッドセットのそばで週間予定表の対応枠を確認する架空場面
勤務時間全体から、訪問・移動・他の仕事を除いて確保できる相談枠を確認します。二人が同じ打合せに出る時間は、人ごとに数えます。

対応枠は、人が相談に使うと決めた時間です。二人の週の勤務時間をそのまま足すと、訪問作業や移動も含まれてしまいます。この例では、別の仕事を除いて相談用に確保した時間の合計が420分です。予備60分は突発の追加確認などに残す仮の枠で、全社共通の安全基準ではありません。

架空の通常週:同じ週・同じ担当範囲で比較
項目 計算 時間
操作案内 12件×15分 180分
日程変更 4件×10分 40分
故障の振り分け 3件×30分 90分
共通の引き継ぎ・整理 用件別に未計上の作業 50分
必要時間 180+40+90+50 360分
計画に使える枠 確保420−予備60 360分
余力 360−360 0分

同じ数字でも、月曜に全件が来て担当が木曜まで不在なら、即日の返答はできません。また、操作担当の空き時間で故障調査を代わりにできるとは限りません。合計時間は不足を探す入口で、応答期限や受付可否の保証ではありません。

まずすること:合計を比べた後に、曜日・受付手段・担当別の偏りを確認してください。時間の余力が0のまま新規契約を増やすなら、追加対応をどの枠で受けるかを先に決めます。

自分たちで答えず、誰へ渡す?

技術・契約・安全に関わる判断は、確認できる担当や専門先へ渡します。「詳しい人へ相談」だけでは顧客も受付担当も動けません。渡す条件、確認先、次に連絡する担当をセットで残します。

PCサービスの一般受付担当と専門担当が、電源を切ったパソコンを間に置いて故障相談の扱いを確認する架空場面
受付した症状を整理し、専門先が必要か確認する場面です。写真は、自社に修理資格や設備があることを示しません。

例えば、提供した設定の使い方は案内し、訪問の追加作業は内容・費用・日程を確認してから見積ります。ハードウェア故障やデータ復旧は、この例では自社で実施せず、契約と顧客の意向を確認してメーカーや専門先の相談方法を案内します。紹介先が必ず受ける、すぐ直るとは約束しません。

情報漏えいや感染が疑われる場合も、普通の操作案内と同じ扱いにしません。自社の責任者と、必要な専門窓口への相談手順を確認します。IPAの中小企業向けガイドラインは体制を考える入口になりますが、この記事の架空窓口の個別契約や対応可否を判定する資料ではありません。

引き継ぎには、用件、どこまで確認済みか、未確認事項、連絡を担当する役割を残します。顧客情報を外部へ渡す場合の扱いは、社内ルールと契約を確認します。時間の試算やこのフォームが、外部提供を承認することはありません。

まずすること:「回答を保留する症状」を一つ書き、誰が確認して、誰が顧客へ連絡するかを決めてください。認証情報を受け取る前提の窓口にはしません。

相談が増え、担当が減る週はどうする?

需要が増える案と、人が使える時間が減る案を同時に比べます。架空の繁忙週では必要540分に対し、確保300分−予備60分=240分しか使えず、300分不足します。

一人が相談電話を受ける横で、もう一人が予定された訪問へ持参するパソコンを袋に入れる架空場面
相談が増える時期にも、訪問予定は残ります。件数の増加と対応枠の減少を、別の条件として見積もります。

この週は操作案内16件×20分=320分、日程変更5件×10分=50分、故障の振り分け4件×30分=120分、共通作業50分で540分です。長い操作相談と訪問予定の増加を想定しています。枠300分は通常週より120分減る仮定です。

不足を見つけたら、既に受けた相談の優先順と、これから受ける相談の案内を分けます。既存の約束に影響する場合は責任者が状況を確認し、顧客へ次の連絡の見通しを伝えます。新しい受付については、対象を絞る、予約枠を設ける、担当を追加するなどの案を人が検討します。

よくある操作を説明資料にしても、540分から何分減るかはまだ分かりません。資料を見た後の再問い合わせや、更新にかかった時間まで測り、効果を確認します。自動化やAIを入れれば故障の専門判断まで無人でできる、とは扱いません。

まずすること:自社の繁忙条件を一つ選び、件数・1件時間・確保枠を変えてみてください。予備枠を全部使うだけで不足を消したことにせず、残る未解決と次の対応を記録します。

顧客にはどこまで約束してよい?

受付範囲、受付時間、最初の連絡の目安、追加費用の確認、解決を約束できない場合を明記します。期限を公表する前に、その時間帯の担当と不在時の代替を確かめます。

二人のPCサービス担当者が受付範囲の書類と予定表を見比べ、顧客へ伝える条件を確認する架空場面
案内文と実際の担当枠を照合する場面です。数字が収まっても、公開する約束は責任者が確認します。

社内案の記入例は「提供した設定の操作相談を対象とし、窓口の営業日時と次の連絡目安を案内する。故障修理・復旧は別途確認。追加訪問の内容・費用は作業前に確認する」です。営業日時や具体的な応答期限は、実測がないためこの例では未確定です。そのまま顧客向けの完成案として使わず、空欄を自社の確認済み条件で埋めます。

最初の連絡は、解決できていなくても状況と次の確認を伝えることです。解決までの期限とは違います。「翌営業日までに最初の連絡」といった約束を採用する場合も、締切時刻、休業日、担当不在、長い調査の扱いを先に決めます。この文言は採用済みの基準ではなく、確認する条件の例です。

運用開始後は、必要時間の見積りと実時間、連絡目安を超えた用件、保留中の相談、再問い合わせを照合します。新しい用件や長い相談が増えたら、時間表と顧客向け案内の両方を見直します。

まずすること:下の表で不足と未確認事項を出し、担当の役割と確認日を添えてください。受付範囲や期限の承認は人が行います。

自社の時間と、まだ約束できない条件をメモにする

空欄から始められます。「架空の通常週」「架空の繁忙週」を入れると本文の数字を確認できます。各項目は同じ1週間・同じ担当範囲で入力します。1件時間には必要な追加連絡を含め、共通作業と二重に数えません。担当別の技術差、曜日の集中、実際の応答期限は自動判定しません。

入力はこのページ内だけで処理し、送信・自動保存はしません。機密情報、氏名、顧客の相談内容、パスワードは入れず、役割名と条件だけを書いてください。








数値を入力してください。空欄の数値は0として計算しません。

JavaScriptが無効の場合は、下の空欄CSVまたはTXTに記入し、本文の式で計算できます。

空欄と架空例を、手元で編集する

CSVはUTF-8です。表計算ソフトで文字が乱れる場合は、取り込み時にUTF-8を選んでください。TXTにも前提と未確認事項を記入できます。

受付範囲を決めるとき、よく迷うことは?

余力がプラスなら、即日対応を案内できますか?

合計時間だけでは判断できません。問い合わせが来る曜日、担当の配置、専門確認の所要日数を確認し、試行で測ります。余力は週の総量の差で、顧客ごとの待ち時間ではありません。

無料相談の時間も数えますか?

料金の有無にかかわらず、人が対応する時間は数えます。無料範囲と追加作業の扱いは契約・案内で確認します。この試算は人件費や採算を計算していません。

実績がないのに数字を入れてもよいですか?

見込みとして入力できます。未確認欄に「1件時間未実測」などと書き、測る役割と日付を置きます。試算だけを理由に顧客へ期限を約束しません。

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