AIが希望を確定と書いてしまうときは?依頼・提案・合意の抽出表

AI活用 · 実務ガイド
AIが希望を確定と書いてしまうときは?依頼・提案・合意の抽出表
顧客が希望した納品日をAIが「確定」と書くと、会社が約束していない予定が受付表へ入ります。営業責任者は、誰の希望、誰の提案、確認した合意なのかを元の発言と分けて残します。
架空の部品会社で、顧客の16日希望と営業の17日提案、返答前の状態を扱います。意思の状態と日付、発言元を対応させた抽出表を作れます。契約の成立を法律上判断する記事ではありません。

この記事でできるようになること
- 希望・提案・合意と元発言の対応
- 返答前の候補日を未確定で残す受付欄
- 状態が変わった根拠と確認担当の記録
01 / AI活用
同じ日付でも、誰のどんな発言?
営業担当が日付と発言者、希望か提案かを別欄へ記します。

架空の注文E101で、顧客が「16日希望」、営業が「17日なら調整を確認します」と述べています。AIが日付だけを拾うと、16日と17日のどちらを受付へ入れるか分かりません。
営業担当は、顧客の希望16日、営業の候補17日、返答前という状態を元発言と一緒に記します。「調整を確認します」は約束した納期という意味に読み替えません。
W3Cの来歴の考え方は、誰の発言からどの記録を作ったかを残す参考になります。希望・提案・合意の分類は会社の受付用の編集例で、法的な契約成立の判定を置き換えるものではありません。
日付に発言者と状態を添え、元発言へ戻れる記録を残してください。
02 / AI活用
希望と提案を、確定欄へまとめてよい?
別々の状態を保ち、確認済みの合意だけを所定の欄へ入れます。

受付表に納品日という1列しかないと、顧客の希望を社内の予定へ移しやすくなります。責任者は希望、提案候補、確認済みの回答日を分けるか、状態欄を必ず添える方法を決めます。
E101で返答がない間は、17日を確定欄へ入れません。営業の候補が実際に可能か、現場の確認も必要なら、その状態も残します。顧客の希望と自社の可能日が同じ数字でも、確認が済んだ根拠は別です。
既存の受付システムが日付1列しか扱えない場合は、未確定の案件を別の一覧へ置くなどを検討します。列の制約に合わせて意味を消さず、現場へ渡してよい状態を責任者が決めます。
受付の列名と状態表示を決め、未確定の候補を現場へ確定値で渡さないでください。
03 / AI活用
合意へ状態を変える根拠は何?
営業担当が返答と社内確認を同じ注文へ結び付けます。

後から顧客が「17日でお願いします」と返答した場合、営業はその発言をE101へ保存します。現場が17日に対応できると確認しているかも照合し、会社が定めた回答の記録へ反映します。
単なる既読、返信なし、別件への返答を合意の根拠へ変えません。日付や数量の対象が同じ注文かを確認します。曖昧な返答なら営業責任者が追加確認の方針を決めます。
この教材では、運用上、返答と社内確認がそろった状態を確認済みと呼びます。実際の契約や約束の成立条件は個別の規程と担当の判断です。AIの分類だけで確定したとは記しません。
状態を変えた元発言と社内確認の記録を同じ注文IDへ添えてください。
04 / AI活用
否定や条件付きの返答をどう扱う?
同じ日付が書かれていても、否定と条件を落とさず未確認を残します。

「17日は難しい」には17日という数字がありますが、了承ではありません。「17日なら担当に確認後」という返答も、条件付きで未確定です。営業担当は数字と一緒に否定・条件を残します。
AIが日付だけを抽出する設定なら、原文の状態も出す指示や欄を追加して確認します。確認後という条件を削って了承に変えた回答は、営業責任者が採用しません。
電話で確認した場合も、会社の記録手順に沿って発言内容、日時、担当を残します。メールにない合意をAIに補わせず、別の確認記録として追加します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 元発言 | 状態 | 次の確認 |
|---|---|---|
| 16日希望 | 顧客の希望 | 自社の対応を確認 |
| 17日を提案 | 営業の候補 | 顧客の返答を待つ |
| 17日は難しい | 否定 | 別の候補を確認 |
| 17日で、担当確認後 | 条件付き | 条件が済んだか確認 |
否定と条件付きの返答を抽出例へ加え、日付だけで状態が変わらないか確認してください。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。




