季節商品の購入が止まったら?前年の同じ時期と比べる確認表

継続・既存顧客 · 実務ガイド
季節要因は同じ商品群・季節・顧客群で比べ、納入月のずれと販売対象の変更を分けて確認します。 日本語で営業情報を管理する、数人から100人程度の会社の経営者と営業責任者を対象にします。
灯台サポートの安藤は森製作の冬用品が夏に売れていないと報告します。前年も夏は0個、秋は40個、今年の秋は30個という架空の購入履歴があります。 秋の比較は前年と今年の9月1日から10月10日までの同じ観測期間を使います。 以下の会社・担当・記録・数値はすべて架空の教材です。

この記事でできるようになること
- 同じ季節の購入数量比較表
- 同季節の比較基準と前年比の数量差0個を分けた記録
- 例外と次の確認担当を残す記入票
01 / 継続・既存顧客
夏の無購入は顧客離れ?
前年の夏も0個なら、今年の夏だけから顧客離れとは判断できません。

灯台サポートの安藤は森製作の冬用品が夏に売れていないと報告します。前年も夏は0個、秋は40個、今年の秋は30個という架空の購入履歴があります。 秋の比較は前年と今年の9月1日から10月10日までの同じ観測期間を使います。
前月からの減少だけで季節の停止を顧客離れと誤解します。同じ時期と対象商品をそろえる必要があります。
季節要因は同じ商品群・季節・顧客群で比べ、納入月のずれと販売対象の変更を分けて確認します。 参照資料「HubSpot: Default deal properties」で確認した範囲は、商談金額・期日・担当・次の行動・継続収益属性の区別。 この節の会社・担当・社内基準は架空の教材です。
安藤は前年と今年の夏を同じ商品群で並べます。
この章の根拠:出典1
02 / 継続・既存顧客
同季節の数量をどう比べる?
夏同士と秋同士を分け、数量差と率を同じ商品単位で記録します。

「前年夏」の入力は、冬用品0個です。ここでは夏の無購入は前年にもあります。記録の判断欄には「同季節の比較基準」と残します。
「今年夏」の入力は、冬用品0個です。ここでは減少の根拠にしません。記録の判断欄には「前年比の数量差0個」と残します。
「秋の比較」の入力は、前年40個・今年30個です。ここでは納入月のずれを確認します。記録の判断欄には「10個減、25%減」と残します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 対象 | 入力記録 | 判断 | 理由・次の確認 |
|---|---|---|---|
| 前年夏 | 冬用品0個 | 同季節の比較基準 | 夏の無購入は前年にもあります |
| 今年夏 | 冬用品0個 | 前年比の数量差0個 | 減少の根拠にしません |
| 秋の比較 | 前年40個・今年30個 | 10個減、25%減 | 納入月のずれを確認します |
渡辺は秋40個と30個の単位を明示します。
03 / 継続・既存顧客
25%減は使用量の減少?
秋の25%減は納入数量の変化です。使用量低下か納入延期かは追加確認が必要です。

安藤は夏の前月比較を同季節比較へ切り替えます。秋は(30−40)÷40×100=−25%と計算し、数量差10個と率を両方示します。
今年の秋30個でも、冬へ10個の納入が動いた可能性があります。使用量低下と納入月の移動を分けるため、注文と納入の時期を照合します。
安藤は注文の受付日と予定納入日を分けて見ます。秋に30個しか届いていなくても、残り10個の注文が冬納入へ移っていれば秋の納入量と注文量の結論は異なります。ただし冬へ動いた事実を確認するまでは、40個へ戻ると仮定して補正しません。
注文日と納入予定を照合し、冬へ移った数量を確認します。
04 / 継続・既存顧客
内容量が変わった商品は?
内容量の換算根拠を確認できなければ、旧新の商品を分けて比較を保留します。

仕様変更で一個の内容量が増えた場合は個数を直接比べません。例えば旧品1個1L、新品1個2Lなら納入内容量へ換算し、換算根拠を確認できなければ旧新の商品を分けて解釈を保留します。
季節が一致しても気温や競合施策などの原因は分かりません。架空の数量比較から購入減少の原因を断定しません。
渡辺は前年と今年の品番、内容量、単位を注文の明細で照合します。旧品1個1L、新品1個2Lなら各個数に内容量を掛け、納入内容量の表を別に作ります。例えば旧40個は40L、新30個は60Lです。これは購入・納入した量で、実際に使った量とは区別します。換算根拠が不明なら個数の減少率の解釈を保留します。
品番と内容量の根拠を調べ、換算できない比較は保留します。
05 / 継続・既存顧客
0を分母にした率をどう扱う?
前年0個の夏は変化率を算出できず、数量差0個として示します。

安藤が秋注文と冬納入の予定を確認し、管理担当渡辺が前年・今年の同季節表を作ります。顧客離れの報告は確認結果がそろってから判断します。
分母40個と対象商品が一致するか検算します。前年0個の夏は変化率を算出不可にし、秋の25%減と夏の差0個を混ぜません。
石井は比較表だけから対象季節と商品群を特定できるか確かめます。安藤が夏の率を0%と書いていた場合は、分母0で算出できないという注記へ訂正し、差0個はそのまま残します。納入延期が確認されたら、秋の実績と冬の予定を混ぜずに追記します。
石井は分母40の秋の率と、分母0の夏の注記を点検します。
06 / 継続・既存顧客
同じ季節の購入数量比較表で次の確認を決める
同季節・同単位の数量と注文・納入時期を照合して判断を残します。

比較表を作る前に、購入のどの日付を使うかと対象季節を決めます。今回の教材では冬用品の納入数量を同じ夏、同じ秋で並べ、季節が異なる月同士の率を顧客離れの根拠にしません。 秋は前年と今年の9月1日〜10月10日という同じ観測期間で比較します。
秋の数量差10個、減少率25%は購入記録の変化です。原因欄には使用量低下と納入月変更を候補として置き、注文と納入を照合できた項目だけを確認済みにします。
安藤は冬への予定変更が確認できたかを渡辺へ返し、石井が単位と計算を再確認します。確認できなかった原因は不明として残します。次の同季節比較でも同じ商品群と日付の定義を使うことを引き継ぎます。
比較条件と未確認の原因を表へ残します。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。


