AI社員でアンケート報告の下書きを作るには?人数・選択数・分母を確かめる

マーケティング · 実務ガイド
複数選択アンケートの報告をAI社員へ下書きしてもらいたいのに、人数の割合が合計162.5%になり、100%へ直すべきか迷っていませんか。この記事は、集計担当とマーケティング担当が、元回答・選択の重なり・分母を確かめてからAIへ渡し、人が報告文と保留事項を照合する仕事を具体化します。
使うのは架空のフォーム回答10人、質問回答8人、未回答2人、延べ13選択です。1人が複数選択できるため、人数割合と選択構成比は別の指標です。元18ファイル教材と分母付き報告票を使い、AIに渡す入力、説明下書きの確認箇所、人に残す判断を整理します。実AIの生成・実配信・市場需要や効果を測定した事例ではありません。

この記事でできるようになること
- 元の10回答IDと選択対応へ戻り、8人と13選択、未回答2人を区別して説明できる。
- 人数割合と選択構成比の分子・分母・単位を添えて、AIへ渡す報告下書きの条件を整理できる。
- 報告文を元票へ照合し、未回答・不一致を保留して担当者へ渡し、人の共有判断を分けられる。
01 / マーケティング
集計担当は、合計162.5%をAIに100%へ直させる前に原回答を確かめる
複数選択では、同じ回答者が複数の項目に入ります。項目の人数割合を足して100%を超えても、それだけで集計誤りとはいえません。
AIに報告文の下書きを任せる前に、集計担当が原回答と設問形式を確認します。AIの案が100%を超えた合計を一律に縮めても、それを集計の正しさの証拠にしません。 複数選択は、1人が2つ以上の項目を選べる質問です。「相談会と動画の両方を知りたい」という1人は、相談会の人数にも動画の人数にも入ります。まず「選んだ人は何人か」と「全部で何回選ばれたか」を分けましょう。この2つを混ぜると、合計100%を超えた理由を見失います。
相談会75%、動画説明50%、資料集37.5%。顧客向けの説明方法を尋ねたアンケートで、合計が162.5%になり、経営者から「100%に直して」と言われた場面です。この質問は、いくつでも選べる複数選択です。相談会と動画の両方を選んだ人は、両方の人数に入ります。3項目が別々の人の集まりだとは考えません。
架空のQ31では、フォームを送信した10人のうち、この質問に回答した人は8人、未回答は2人です。相談会は6人、動画説明は4人、資料集は3人。質問回答者8人で割ると、75%、50%、37.5%です。6+4+3=13は選択の延べ数であり、13人が回答したという意味ではありません。
Qualtrics公式も、複数回答の図では選択数が回答者数より多くなることがあり、表示する指標を確かめるよう説明しています。100%を超えた合計だけを消すのではなく、元の回答IDと選択の対応へ戻ります。質問が実際は1つだけ選ぶ形式だった、同じ人の重複送信が混ざった場合は別の不一致として確認してください。
質問が複数選択かと、表示中の割合の分母を確認してください。
02 / マーケティング
集計担当は、1人の回答IDと複数の選択をAIへ渡す資料に残す
マーケティング担当は、回答IDごとの選択肢を残し、質問回答者を1人、選択を項目ごとに数えます。
配布するresponses.csvは、表の行列をテキストで保存するCSV形式です。R31-01〜10を各1行にし、質問の回答状態とA/B/Cの選択を残します。Aは相談会、Bは動画説明、Cは資料集です。Q31は全10人へ同じ任意回答の質問を見せ、架空の設定として1IDが確認済みの1人に対応します。実資料で本人の対応が未確認なら、人数と断定せず「回答記録数」として保留してください。
R31-01はA・B・Cを選んでいるため、質問回答者は1人、選択は3つです。R31-08はB・Cで、1人と2選択。R31-09は質問未回答ですが、フォーム回答者の10人には入っています。元IDへ戻れるselection-membership.csvを添えれば、相談会6人にどの6IDが入ったか、同じIDが別の項目にもいるかを確認できます。
Qualtricsの公式資料には、選択肢を列ごとに分ける出力と、選択値をまとめる出力があります。自社の出力をQ31と同じ並びだと決めず、設問名・版・コードと列の意味を照合します。Google Formsでも、チェックボックスは複数選択で、1つだけ選ぶ質問とは異なります。その他の自由記述、回答数の上限、質問を見せない分岐がある場合は、この3選択肢の教材とは別の条件です。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 回答ID | 選択 | 質問状態 |
|---|---|---|
| R31-01 | A・B・C | 回答済み |
| R31-02 | A・B | 回答済み |
| R31-03 | A・C | 回答済み |
| R31-04〜06 | A(各1人) | 回答済み |
| R31-07 | B | 回答済み |
| R31-08 | B・C | 回答済み |
| R31-09/10 | なし | 未回答 |
相談会6IDを元回答へ戻し、質問回答者8IDと重なる選択を確認してください。
03 / マーケティング
マーケティング担当は、75%・60%・約46.2%の問いと分母を報告文で確かめる
質問回答者8人、フォーム回答者10人、延べ13選択は、それぞれ別の分母です。報告する問いに合わせて名称と元件数を添えます。

AIへは「人数割合」か「選択構成比」かを、元の分子・分母・単位と一緒に渡します。マーケティング担当は、同じ数字でも答える問いが変わっていないか、下書きを原票へ照合します。 「この質問へ答えた人のうち、相談会を選んだ人は何%か」なら6÷8=75%です。「フォームを送信した人全体のうち、相談会を選んだ人は何%か」なら6÷10=60%です。同じ相談会6人でも、質問未回答2人を分母へ含めるかで答える問いが変わります。未回答2人が相談会を望んでいないと判定したわけではありません。
「13選択の中で相談会への選択がどれだけを占めたか」なら6÷13です。小数点以下1桁へ丸めた表示は46.2%ですが、保存する元の比は6/13です。これは選択数の構成比で、「回答者の46.2%が相談会を選んだ」と書くと単位を取り違えます。A/B/Cを13で割れば元の構成比は全体へまとまりますが、人数の割合を100%に修正したことにはなりません。
配布ZIPのoriginal-v1/lesson.htmlには、3つの分母を切り替える元の参照教材が入っています。元の10行を保存したまま、見出し・計算・報告文を比べるための教材で、この改稿では旧モデルを再実行していません。本文から開く現在の確認票では、選んだ分母・元件数・報告文・保留を同じ7欄へ残して、人とAIの仕事を分けます。割合を丸めると選択構成比の表示は46.2+30.8+23.1=100.1%になります。端数だけを都合よく削らず、丸めた表示と元の件数を併記します。報告欄の意味が未確認なら、経営者と集計担当が先に問いを決めます。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 知りたいこと | 計算 | そのまま使える文 |
|---|---|---|
| 質問へ答えた人の選択 | 6/8=75% | 質問回答者8人のうち6人が相談会を選択。 |
| フォーム回答者全体の選択 | 6/10=60% | フォーム回答者10人のうち6人が相談会を選択。質問未回答2人を別記。 |
| 選択の構成 | 6/13=約46.2% | 延べ13選択のうち相談会6選択。人数割合とは別。 |
人数割合は6人を8人または10人で割り、選択構成比は6選択を13選択で割ります。報告欄へ、選んだ計算の単位・分子・分母と元件数を記入してください。
この章の根拠:出典1
04 / マーケティング
報告担当は、AIの下書きと元件数・図の注記を照合する
選択肢ごとの人数を別の棒と表で示し、質問回答者8人・複数選択・期間を添えます。人数の割合を円へ無理に収めません。
AIが整理するのは、確認した元件数からの説明下書きです。図の値と分母を確かめる仕事、報告版の共有や施策を判断する仕事は人に残します。 経営者へ説明方法を提案するなら、相談会6人75%、動画4人50%、資料3人37.5%を、同じ質問回答者8人に対する別の棒として示します。棒の人数を足した13を回答者数にしません。見出しには「知りたい説明方法:質問回答者8人、複数選択」、下へ「架空Q31、2026年10月1〜7日、フォーム回答10人、質問未回答2人」と添えます。
英国Government Analysis Functionの図表ガイドは、円グラフを意味のある全体の部分を示すものと説明し、棒を項目の大きさの比較に使います。Q31の人数は同じ人が重なるため、8人を3つの円の区画へ分けた形にはできません。13選択の構成比として別の円を作ることは別の問いですが、その図を顧客の人数割合として見せないでください。
報告文は「この質問に回答した8人では、相談会を6人75%が選択した。複数選択のため項目割合の合計は162.5%。フォーム回答10人中、この質問の未回答は2人」と書けます。1人が選択を増やしても、その人が複数の顧客になったわけではありません。資料の関心が強い、市場全体の75%が望む、相談会を開けば売上が増える、と今回の10行から結論を広げず、相談会の内容や参加意向を次に確認します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 説明方法 | 選択人数/質問回答者 | 人数の割合 |
|---|---|---|
| 相談会 | 6人 / 8人 | 75% |
| 動画説明 | 4人 / 8人 | 50% |
| 資料集 | 3人 / 8人 | 37.5% |
| 項目合計 | 13選択(13人ではない) | 162.5%(重なりあり) |
人数の表と、分母・複数選択・未回答2人を添えた報告文を作ってください。
05 / マーケティング
フォーム管理担当は、未回答・0分母・不一致を保留として分ける
未回答は選択なしという観察だけを残します。質問回答者0人では人数割合を未算出とし、重複IDや未知の選択肢は元資料を確認します。
R31-09/10はフォームを送信しましたが、この任意質問は未回答です。「知りたい方法はない」を選んだわけでも、相談会を拒否したわけでもありません。Q31には「どれも不要」の選択肢を設けていません。自社でその選択肢を作る場合は、未回答とは別の回答として扱い、他の項目との同時選択を許すかも設問責任者が決めます。質問の必須/任意の設定は、記録の意味を確認する材料です。
追加ケースC31-02では、R31-01だけをABCからAへ変えるコピーを作ります。質問回答者は8人のまま、延べ選択は11へ減り、人数はA6/B3/C2になります。合計は137.5%です。C31-03はフォーム回答10人を保ったまま、質問の全10人を未回答にした教材です。質問回答者0人・選択0なので、この質問に答えた人の割合は未算出です。0÷0を0%の関心として報告しません。
同じ回答IDが2行、1人の中でAが2回、未回答なのに選択値あり、知らない選択コード、といった矛盾は集計を止める有限例です。重複IDをただ消して1人へまとめず、再送・別版・誤記かをフォーム管理担当へ確認します。配布コードはその矛盾を拒否する参照教材であり、実Formsの自動処理ではありません。元記録と保留理由を残し、設問の版や回答者単位が確かめられるまで公開する数値を確定しません。
未回答と不一致の一覧を分け、回答者単位や設問版を管理担当へ確認してください。
06 / マーケティング
まとめ:AIの報告下書きと、人の原票確認・共有判断を分ける
質問の版、回答者の単位、選択の対応、分母、報告文、未確認を7欄へまとめます。

集計担当が原票と3つの分母を確認し、AIへ報告文の下書きを任せる職務案です。マーケティング担当が下書きの数値・単位・注記を照合し、報告責任者が用途と共有版を決めます。 Q31の質問回答者は8人、フォーム回答者は10人、選択は13です。相談会は質問回答者に対して6/8=75%、フォーム回答者に対して6/10=60%、選択構成では6/13です。合計162.5%を100%に縮める前に、報告したい問いが人数か選択数かを決めます。元の人数割合は複数の項目で同じ人を数えるため、合計を1つの全体へ見立てません。
ZIPには架空10回答、13選択の対応一覧、3つの分母の報告例、7欄の記入例と空票、3ケースの期待と再計算コード、ブラウザで比べる教材を入れます。元教材には、作者がPythonとJavaScriptの参照計算で件数・元ID・割合を照合した保存記録があります。この改稿では旧参照計算や旧検査を再実行しません。元の限定記録では編集部が内蔵Chromiumのローカル教材で、3ケース×3分母の9状態を実際に切り替え、元ID・分子/分母・表示値を記録しました。Google Forms・Qualtricsの実配信や製品の集計画面、自社の顧客、他の環境は未測定です。
まず1つの報告欄を選び、マーケティング担当が設問と元回答、集計担当が選択肢別IDと分母、経営者が次に確認する説明方法を記入します。回答者の単位や報告文を決められない場合は、個人情報を除いた質問文・集計票・未確認項目を材料にDREEXYへ相談できます。質問未回答2人の理由や、次の施策による成果は、別の確認として残してください。
7欄の報告票を作り、設問責任者・集計担当と人数/選択数の意味をそろえてください。
アンケート報告の確認教材
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。


