顧客が今使っている方法は?製品と手作業の利用場面を調べる票

CRM・顧客理解 · 実務ガイド
実際に起きた作業を場面ごとに聞き、製品・手作業・例外の役割を並べて利用場面調査を行います。 日本語で営業情報を管理する、数人から100人程度の会社の経営者と営業責任者を対象にします。
青葉商会の佐藤は森製作の部品管理の利用場面を調べます。岡は表計算ソフトを使っていると言いますが、故障時には紙の台帳と担当者の記憶も使っています。 以下の会社・担当・記録・数値はすべて架空の教材です。

この記事でできるようになること
- 製品と手作業の利用場面調査票
- 品番が分かるときの作業と新しい表にない例外を分けた記録
- 例外と次の確認担当を残す記入票
01 / CRM・顧客理解
利用製品名だけで現状が分かる?
実際に起きた作業を場面ごとに聞き、製品・手作業・例外の役割を並べて利用場面調査を行います。

青葉商会の佐藤は森製作の部品管理の利用場面を調べます。岡は表計算ソフトを使っていると言いますが、故障時には紙の台帳と担当者の記憶も使っています。
利用製品名だけを聞くと、どの作業を新しい製品で置き換えるべきか分かりません。
実際に起きた作業を場面ごとに聞き、製品・手作業・例外の役割を並べて利用場面調査を行います。 参照資料「HubSpot: Create and edit properties」で確認した範囲は、レコードの属性欄、標準欄と独自欄、空欄の区別。 この節の会社・担当・社内基準は架空の教材です。
直近の照会を一件選びます。
この章の根拠:出典1
02 / CRM・顧客理解
通常・故障・品番不明をどう調べる?
通常の在庫照会は品番が分かるときの作業、旧設備の故障は新しい表にない例外、品番が読めないは未確定の判断として記録します。

「通常の在庫照会」の入力は、表計算の在庫表を検索です。ここでは更新する担当も確認します。記録の判断欄には「品番が分かるときの作業」と残します。
「旧設備の故障」の入力は、紙台帳から旧品番を探すです。ここでは最後に探した実例の順序を聞きます。記録の判断欄には「新しい表にない例外」と残します。
「品番が読めない」の入力は、担当者の記憶で候補を選ぶです。ここでは写真と候補を照合する方法を確認します。記録の判断欄には「未確定の判断」と残します。
比較表は横に動かして全ての列を確認できます。
| 対象 | 入力記録 | 判断 | 理由・次の確認 |
|---|---|---|---|
| 通常の在庫照会 | 表計算の在庫表を検索 | 品番が分かるときの作業 | 更新する担当も確認します |
| 旧設備の故障 | 紙台帳から旧品番を探す | 新しい表にない例外 | 最後に探した実例の順序を聞きます |
| 品番が読めない | 担当者の記憶で候補を選ぶ | 未確定の判断 | 写真と候補を照合する方法を確認します |
資料と担当と結果を記します。
03 / CRM・顧客理解
環境一覧と作業場面の違いは?
製品名の一覧は利用環境を確認する資料です。

佐藤は便利かという評価より、前回いつ何を探したかを順に尋ねます。岡が行ったことと他の担当が引き受けたことを区別し、各場面の入力と出力を記します。
製品名の一覧は利用環境を確認する資料です。利用場面の票は、表計算が担う通常照会と紙が担う旧設備対応を区別する資料です。同じ製品でも仕事の範囲は会社ごとに変わります。
入力と出力を追うと、表計算に載っている部分と紙や記憶で補っている部分が分かります。岡が説明できる通常照会だけで故障時の作業も置き換えられるとは判断しません。
利用環境と作業範囲を分けます。
04 / CRM・顧客理解
実施していない人の説明はどう扱う?
岡が故障対応を実際に行っていないなら、その場面を推測で埋めません。

岡が故障対応を実際に行っていないなら、その場面を推測で埋めません。作業担当への確認を別に設定し、未確認の順序を提案の前提として確定しません。
架空の一社の作業例です。製品名の採用率や市場全体の需要は測っておらず、特定製品の機能や置換効果も保証しません。
故障担当が未確認なら佐藤は質問項目を残して別の面談へ渡します。担当が説明した手順と実際の直近事例が違う場合は、両方を記録して適用場面を確認します。
実施した担当への確認を設定します。
05 / CRM・顧客理解
置換する範囲をどう確かめる?
中村は通常照会の入力資料と出力結果を追い、提案で置き換える範囲が同じかを確かめます。

佐藤は通常照会と直近の故障一件について、使用資料、探した順序、戻り作業を聞き取り票へ残します。田中は製品で代替できる範囲と残る作業を分けて整理します。
票を岡に見せ、表計算だけで全部済むように記されていないか確認します。場面ごとに次の調査相手と不足資料が決まれば、利用場面調査の最初の区切りになります。
中村は通常照会の入力資料と出力結果を追い、提案で置き換える範囲が同じかを確かめます。全作業を対象としていた提案は、未確認の故障時対応を前提から外し、確認タスクへ戻します。
中村が入力と出力を照合します。
06 / CRM・顧客理解
製品と手作業の利用場面調査票で次の確認を決める
前回の具体的な照会を一件選び、資料、担当、作業順、結果を書きます。

前回の具体的な照会を一件選び、資料、担当、作業順、結果を書きます。利用製品名はその作業を担う道具として関連づけます。
確認済みの通常照会と未確認の例外対応を分けます。製品の一覧がそろっても、作業範囲の理解が終わったとはみなしません。
佐藤は作業担当への確認を設定し、中村は置換範囲を照合します。実施していない場面は推測で手順を埋めず保留します。
確認済みの置換範囲を残します。
仕事の流れから、顧客との接点まで。
一体で見直す、最初の一歩を。


