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店舗予約の完了率はどう測る?申込みと予約確定を分ける確認方法

店舗予約の完了率は申込みと確定を分け、同じ対象で確かめる。

架空の店舗で、予約フォームの送信は20件あるのに、予約台帳では15件しか確定していないとします。そんなとき、まず「5人が途中で離脱した」と決めないでください。申込み後に店の承認を待っている予約や、受付できなかった予約が含まれているかもしれません。

完了率を読むには、先に「完了」を申込みと予約確定のどちらにするか決めます。そのうえで、同じ店・フォームで開始した利用者を追えるか、いつまでの申込みを数え、いつの時点の予約状態を見るかを確認します。対応を取れなければ、無理に率を出さず、それぞれの数字と未確認の点を並べます。

予約サービスによって状態名やイベントの送信時点は異なります。

まず、画面の「完了」が何を意味するかを確認する

承認制の架空例。申込み完了の予約Aは店側台帳では回答待ちで、承認後に確定する。STORES予約では予約、予約ページ、対象ページ、予約一覧の順に進み承認待ちを閲覧する。

「予約する」ボタンのクリック、申込みの送信、店の受付、予約の確定、来店は、それぞれ別の出来事です。ボタンが押されても次の認証が終わっていなければ申込みが成立していないことがあります。申込みを受け付けても、店の承認が必要なら確定まで時間がかかることがあります。

まず自店が使っている予約サービスの管理担当者に、次の二つを確認します。

  1. 利用者が申込みを送ると、店の台帳には何という状態で登録されるか。
  2. 計測ツールに送られる「予約完了」イベントは、申込み時と店の承認後のどちらで送られるか。

例えばSTORES予約の公式案内では、booking は予約完了を表しますが、承認制の予約ページではリクエスト時を表します。SALONAの広告・GA4計測も、承認制では booking_complete が申込み時に送られると案内しています。後者はβ版です。この二つはそれぞれのサービスに関する説明で、似た名前のイベントがすべて同じ意味とは限りません。

名前だけを見ると「完了」に見えても、店側で承認を待っていることがあります。サービスの案内と実際の設定を確かめ、分からない場合は「意味を確認中」とします。

例えばSTORES予約で承認制の予約ページを使い、閲覧する権限がある場合は、管理画面で[予約]→[予約ページ]→対象の予約ページ→[予約一覧]を開き、該当する予約の状態を確認できます。ここでは、まず[承認待ち]かどうかを見るところまでです。承認・変更・キャンセルはお客様へ影響する別の操作なので、確認だけのつもりで実行しません。画面名や仕様は変更される場合があるため、利用中の案内を確認してください。

この画面を開くだけでは、GA4の開始者と予約が一人ずつ対応することや、過去のある時点の状態までは分かりません。必要な期間と時点で何を確認できるかは、管理担当や提供元に尋ねます。

同じ予約の集まりを、同じ時点で比べる

店、フォーム、期間、確認時点、単位をそろえ、同じ人と予約の対応を確認する。

率を出す前に、対象をそろえます。例えば「駅前店のカット予約フォームを、11月1日から30日に開始した人」を分母にするなら、同じ人たちがそのフォームで12月2日までに行った申込みを数え、12月3日終業時点の状態を分子にします。11月末に開始して12月1日に申込んだ人は含め、12月3日以降の申込みはこの例の期限外です。電話予約や、開始期間外の人の申込み、申込み期限後の予約を混ぜると、計算はできても同じ集まりの完了率にはなりません。

承認待ちがある場合は、状態を調べる時点も大切です。11月30日に申込まれた予約が翌日に承認されることもあります。例えば「11月に開始した人による12月2日までの申込みを、12月3日終業時点で確認」と決めれば、その時点の確定・回答待ち・受付不可を区別できます。後日承認されたら、別の確認時点の結果として扱います。

確認する条件は、店とフォーム、申込期間、電話などを含むか、開始・申込み・確定の定義、確認時点、そして人・予約・イベントのどれを数えるかです。これらがそろわない場合、数字を無理に結びつけません。

Google アナリティクスのファネルデータ探索はユーザーの行動を扱い、同一ユーザーが指定期間に複数回通った場合は最初の一連のステップが報告されます。一方、予約台帳は予約の件数を数えることがあります。一人が二件申込める場合、「ユーザー15人」と「予約15件」は同じではありません。ファネルの人数と台帳の件数をそのまま割る前に、対応が取れるか確認します。

架空の100人で、申込みと確定を分けて読む

架空例では11月1〜30日に開始した100人のうち12月2日までの申込みは20人。12月3日終業時点で確定15人、回答待ち3人、受付不可2人。表示120回は人数ではない。

次は、同じ店・フォームを11月1日から30日に開始した100人を、店が確認した同一の集まりとして対応づけられた架空例です。申込みは12月2日までに受けたものを数え、状態は12月3日終業時点で確認したとします。一人が申込むのは最大一件、電話など別経路や取消しは含まれず、申込み後の状態は同じ時点で確認したとします。表示回数の120回は、戻って見直した場合も含む画面表示の回数です。

表は左右に動かせます。

同じ100人の結果人数何を示すか
フォームを開始100人比較する集まり
申込みを送信20人開始者の20%。店の確定とは別
うち予約確定15人開始者の15%。承認済みの結果
うち回答待ち3人同じ時点では結果がまだ決まっていない
うち受付不可2人申込みはあったが、この時点で受け付けられなかった

この条件なら、申込み率は20÷100で20%、予約確定率は15÷100で15%です。申込み20人の内訳も15+3+2で一致します。回答待ちの3人を「失敗」や「離脱」と扱わず、後日状態が変わる可能性を残します。

画面表示120回を分母にして15÷120と計算すると、人の予約確定率とは意味が変わります。また、同じ100人と台帳の15件を対応づけられない実際の運用では、上の15%を出せません。表示できるのは、条件付きの各件数と、対応が未確認という事実までです。

数が合わないときは、差を埋める前に意味を調べる

対応が取れた架空例では、計測画面の申込み20人に対し、同じ予約の台帳は12月3日終業時点で確定15人、回答待ち3人、受付不可2人。

例えば、計測画面では「予約完了」が20、台帳の確定が15と表示されても、その差の5をすぐに未予約やキャンセルと呼べません。まずイベントが申込み時に送られる設定か、台帳に回答待ち・受付不可があるか、同じ店と申込期間を見ているかを確かめます。台帳の「来店日」で集計した数字と、計測側の「申込日」で集計した数字も混ぜません。

確認できた結果ごとに、次にすることを分けます。

  • イベントが申込み時に送られると分かった場合:その数を申込みの指標として読み、確定は台帳の状態で別に確認します。
  • 台帳に回答待ちがある場合:その時点の保留として残し、承認期限や担当者を確認します。後日確定したかは、次の時点で確認します。
  • 同じ人や予約を対応づけられない場合:それぞれの期間・単位・対象を示し、完了率を保留します。
  • 対象やイベントの意味が分からない場合:予約サービスの提供元と計測担当へ、具体的に何を数える仕様か尋ねます。

画面の戻る操作、設定、同意やブラウザの条件によって、画面側の計測と予約台帳が食い違う可能性もあります。画面の数字が少ないから予約がなかった、差があるから必ず故障した、とは結論づけません。キャンセルや来店の状況も、それぞれの記録で別に確認します。

提供元と担当者に、同じ条件で確認する

架空の店側台帳では状態の時点を、計測画面ではイベントが申込み時か承認後かと人・イベントの単位を担当者へ確認する。

予約サービスの管理担当者には「このイベントは申込み時ですか、承認後ですか」「台帳の回答待ち・確定・受付不可・取消しは、どの時点の状態を見られますか」と聞きます。計測担当者には「対象フォームの開始と申込みは人・イベント・セッションのどれで数えていますか」「期間と別店舗・別フォームの混入を確認できますか」と尋ねます。

実際に一連の表示や通知を試す必要がある場合は、事前に店舗と担当者で試験範囲と取消し方法を決め、実顧客への通知や本番予約との混入を避けます。名前・電話番号・メールアドレスなどの個人情報を、分析イベントやURLに送らないようにします。GoogleもURLやフォームの入力から個人情報がAnalyticsに送られないよう案内しています。

答えが得られたら、同じ店・フォーム・期間・判定時点と単位をそろえてもう一度確認します。開始した人と台帳の予約の対応を安全に確認できないなら、人数の完了率は未確認のまま、申込み件数・確定件数・回答待ち件数を条件付きで別々に見ます。

まとめ:イベント名より、数える出来事を先に決める

申込みと確定は別の出来事。同じ対象と期限・確認時点を決め、対応できなければ率を保留する。

予約フォームの「完了」が申込みなのか、店が承認した確定なのかを、使っているサービスで確かめます。次に店・フォーム・期間・状態を見る時点と、人・イベント・予約の単位をそろえます。対応が確認できた同じ集まりだけで率を計算し、できなければ未確認として分けて示します。

今日の一歩は、店の予約管理担当と計測担当に「今見ている予約完了は、申込みと確定のどちらですか」と聞くことです。まず答えをそろえると、次に何を比べられるかが分かります。

計測と予約受付のつながりを相談する

使っている予約画面と台帳の数字が何を表すか整理したい場合は、対象の店・フォーム・期間と、確認できている状態をまとめて、DREEXYに相談できます。具体的な対応範囲や費用は個別に確認してください。予約の変更や承認については、実際の店舗または予約サービスへお問い合わせください。

フォーム開始・送信・受付をどう確かめるかでは、一般の問い合わせフォームでの計測と受付の違いを説明しています。来店目標から予約数と空き枠を考えるでは、予約後の来店を扱います。

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